「50円玉は、10円が5枚集まったのと同じ、500円玉は100円が5枚集まったのと同じ…と教えました。その後、クイズを出すんです。『80円は、10円玉何枚?』と。子供はゲーム感覚で楽しんでくれましたよ」
それから、お店屋さんごっこでお買い物の疑似体験。
「私がお店屋さん役、娘がお客さん役です。リンゴは300円です、と私が告げると、娘がおもちゃの100円玉を3枚私に渡す。たまに、『リンゴは300円ですが、このミカンは200円なので、余ったお金で100円のキュウリも買えちゃいますよ〜』なんて誘導してみたり(笑)」
今後Mさんは、お店屋さんごっこで「お釣りの出る買い方」を覚えてもらい、次にスーパーで本当に買い物体験…と徐々にステップアップして、子供に「お金と物の価値」そして「計算力」を学ばせる予定だそうです。
「欲しいもの」を目標に長期貯蓄の「クセ」をつける
小学6年生の男の子のママ、Tさんは、子供が小学校に入学したと同時に「お小遣い制」を導入。高学年になったのをきっかけに「貯蓄すること」を身に付けるための「欲しいものを買うための定額貯金」もスタートさせたそうです。
「息子のお小遣いは100円×学年。5年生になった時に、『今欲しいものは何?』と聞いたんです。すると、とあるゲームソフトが欲しい、という返答。そこで、月々のお小遣いをやりくりして、ソフトが買えるように貯金をしなさい、とすすめました」