コロナ不況で銀行の貸し渋りは避けられない? 金融危機のリスクシナリオ

新型コロナ不況で銀行が赤字になると、貸し渋りをする可能性がある、と筆者(塚崎公義)は考えています。

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新型コロナ不況の深刻化にともなって、金融危機の発生を心配する人が増え始めているようです。そこで、リスクシナリオとして金融危機を考えるシリーズを記すことにしました。第4回の今回は、銀行の貸し渋りについてです。

バブル崩壊後の金融危機時、銀行は貸し渋りをした

90年代の金融危機はバブル崩壊がもたらしたものでしたが、その際に多くの銀行が貸し渋りをしたことで、多くの中小企業が苦境に陥ったり倒産したりしました。

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ちなみに貸し渋りというのは、借り手に何の問題もないのに銀行が融資を渋ることです。たとえば、住宅ローンを申し込んでも断られる場合などです。

さらに問題なのは、貸し剥がしとも呼ばれるケースでしょう。銀行の融資は期限が定められているので、途中で返済を求めてくることは稀でしょうが、事実上の中途返済ということは頻繁に起きているようです。

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
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(雑誌寄稿等)
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