「貯蓄現在高の平均値=1755万円」ってホント?

2019年に総務省が実施した「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると2人以上世帯の貯蓄現在高は、1世帯あたり平均で1755万円という結果に。「みんなそんなに貯めているの!?」と驚いた人も多いでしょう。

それもそのはず、実は約3分の2の世帯がこの平均値を下回っているのです。つまり、貯蓄の多い一部の世帯が底上げをしているだけ。1755万円というのは、あくまで「平均値」にしか過ぎないのです。

さて、この貯蓄を種類別に見てみると、そのほとんどが金融機関への貯蓄ということがわかります。具体的には、定期性預貯金や通貨性預貯金、生命保険、有価証券などですね。そして、金融機関外の貯蓄(社内預金,勤め先の共済組合などへの預貯金 ※1)は、わずか2.2%(2019年)しかありません。

金融機関は私たちが生きていく上で必要不可欠なインフラといってよいでしょう。そのなかでも、銀行は給与振込・ローンの引き落としなどで最も生活に密着しているのではないでしょうか。「銀行口座を上手に使っている人はお金が貯まりやすい」といわれることも。貯蓄額をアップさせるために、口座の活用方法、見直してみませんか?