じつは、アメリカの大学では既に15年程前から徐々にオンライン授業を取り入れたプログラムを増やしているので、多くの学生がオンライン授業の1つや2つ受けたことがあります。今回、通常クラスがオンラインに変わったところでそれほど大きな戸惑いはなかったようです。

夏学期についても、既にオンライン授業を始めているコースもあるようです。秋学期については、通常クラスも始めるという大学もでていますが、パンデミックの今後の展開に見通しがつかないままではオンライン授業が主流になりそうです。

オンライン授業は大学にとっては経費削減の手段でもあるのですが、学生にとっては学習の質の低下や様々なデメリットがあると批判も多いです。

特にMBA生や留学生にとってはオンライン授業が主流になることでの影響は大きく、入学先延ばしや、留学断念を考える(または、そうせざるを得ない)学生も多く、大学にとっては経済的なダメージは続きそうです。