MBA生をオンライン授業で失う?
ビジネススクールに入ろうとする人たちにとっては、クラスメイトと顔を合わせて一緒に勉強することは、今後のキャリアに活かせるネットワーキングの機会でもあり、「ビジネススクールに入る動機の1つでもある」とエコノミスト誌(※1)は指摘します。
有名ビジネススクールではオンラインを通したバーチャルネットワーキングの場を提供しているようですが、それはSNS上の友人みたいなもので、やはり一緒に机を並べて勉強したり議論し合って築いた絆ほど強くはない、と続けます。
じつはペンシルベニア大学ウォートン・スクールでは、オンライン授業は通常授業とは同等ではないということで、2年間約15万ドル(約1,600万円)にのぼるプログラムの授業料を減額して欲しいという請願書に、1,000名以上のMBA生がオンライン署名したということです。
また、エコノミスト誌によれば、ビジネススクール情報サイト“Poets&Quants”が行った見込みMBA生を対象にした調査では、調査を受けた人の1/3は通常授業が再開するまで入学延期を考えていると答えたということです。