国税庁の最新の統計資料「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者全体における平均給与は477.5万円という結果でした。
男女別の金額を確認すると、男性は586.7万円、女性は333.2万円となっており、男性の給与水準が全体平均を大きく上回っていることが分かります。
人生設計のご相談を受けるなかで感じるのは、「年収1500万円」のような分かりやすい目標がある一方で、そこに到達するための道筋やタイミングは人それぞれ大きく異なるということです。「無知って怖い」と常々感じますが、まずは客観的なデータで自分の立ち位置を知ることが、今できる準備を考える第一歩になります。
本記事では、特に男性の給与データへ焦点を当て、ビジネスパーソンにとって最高峰のステータスの一つとも言える「年収1500万円」という節目の実態について詳しく解説していきます。
1. この記事の3つのポイント
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男性で年収1500万円超を達成しているのは2.7%、女性は0.5%と大きな性差がある -
男性の平均給与は55〜59歳の734.6万円がピークで、60〜64歳には604.4万円へ急落 -
業種による平均給与の差は最大約553万円、金融業・保険業や電気・ガス・熱供給・水道業が高水準
2. 驚異のトップクラス?男性で年収1500万円超を達成している割合
給与階級別のデータを男性の数値に絞って確かめてみると、年収1500万円超の割合は2.7%にとどまることが分かりました。
男女合計の全体値である1.7%と比較すると、男性の割合はこれを上回る形になります。その一方で、女性の場合を見れば0.5%という極めて低い水準にとどまっており、これほど高い年収帯になると、性別による到達割合の格差が非常に大きくなる傾向が見て取れます。
3. 年齢層ごとにみる男性の給与増減とキャリアカーブ
男性における年齢階層別の平均給与の推移を確認すると、年齢の上昇に伴って収入が伸びていく右肩上がりのトレンドが鮮明に表れています。
25〜29歳では437.6万円ですが、30〜34歳で511.6万円、40〜44歳で629.5万円、さらに50〜54歳で708.5万円と着実な増加をたどり、55〜59歳で734.6万円というピークに到達します。
この50代後半というタイミングは、男性の平均給与が最も高くなる時期であり、ここを足がかりに年収1500万円を突破する水準へと駆け上がる層も出てきます。ただし、定年や役職定年を迎える時期にあたる60〜64歳になると604.4万円へと急落する点に注意が必要です。
これとは対照的に、女性のデータは25〜29歳の370.1万円をスタートに、ピークとなる45〜49歳の368.6万円に至るまで、350〜370万円台の範囲でほぼ横ばいの状態が続きます。男性に見られるような、50代にかけての大幅な上昇カーブは確認できません。
年齢を重ねるほど給与が右肩上がりというのは心強く感じられますが、60代に入ると急落するという現実も見逃せません。有限な時間をどう使うかという視点で見ると、ピーク時の収入をどう活かすかが、その後の人生設計を大きく左右するように思います。



