日本銀行の利上げが続く中、銀行預金の金利にもじわじわと動きが出ています。

ただし、金利の水準は金融機関によって決して一律ではなく、同じ「定期預金」でも預け先によって受け取れる利息に差がつく状況になっています。

「どの銀行も同じくらいだろう」と思い込んでいると、本来もらえたはずの利息を取りこぼしてしまうかもしれません。

この記事では、2026年10月時点のメガバンク3行と主要ネット銀行3行の普通預金・定期預金金利を比較し、どこにどれだけの差があるのかを解説します。

1. 「普通預金金利」メガバンクとネット銀行の差

まずは、日常的に利用する普通預金の金利から確認していきます。

1.1 メガバンク3行は0.400%で足並みが揃う

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の普通預金金利は、いずれも年0.400%です。

3行とも同じ水準であるため、普通預金の金利だけを理由にメガバンク間で預け先を選ぶ意味は薄いといえます。

1.2 住信SBIネット銀行とソニー銀行には上乗せの余地がある

住信SBIネット銀行(ドコモSMTBネット銀行)の円普通預金は年0.500%と、メガバンクより高い水準です。

証券口座と連携する「SBIハイブリッド預金」であれば、さらに年0.510%まで上がります。

ソニー銀行の基本金利はメガバンクと同じ年0.400%ですが、「円リッチプログラム」という条件達成型の上乗せ制度が用意されています。

楽天銀行の普通預金金利は年0.400%(税引後0.318%)で、こちらはメガバンクと同水準です。

普通預金金利の比較(2026年10月)1/4

普通預金金利の比較(2026年10月)

出所:各行公式サイト(2026年10月1日時点)をもとにLIMO編集部作成

2. 「定期預金金利」は期間によって差が広がる

続いて、定期預金の金利を期間別に見ていきます。

2.1 1年以内はほぼ横並び

1ヶ月〜1年の短期の定期預金では、メガバンク3行・住信SBIネット銀行・楽天銀行がいずれも年0.500%で並んでいます。

その中で唯一目立つのがソニー銀行で、6ヶ月は年0.700%、1年は年1.000%と、他行の2倍の水準になっています。

定期預金金利の比較(短期:1ヶ月〜1年)2/4

定期預金金利の比較(短期:1ヶ月〜1年)

出所:各行公式サイト(2026年10月1日時点)をもとにLIMO編集部作成(―は非公表・データなし)

2.2 2年以降はネット銀行に分がある商品も

2年物になると、メガバンク3行・楽天銀行が年0.650%で足並みを揃える一方、ソニー銀行は年1.100%まで上がります。

3年物では、メガバンク3行・楽天銀行が年0.800%であるのに対し、住信SBIネット銀行は年1.400%、ソニー銀行は年1.800%と、2倍以上の開きが生まれます。

5年物でも、メガバンク3行・楽天銀行の年1.000%に対し、住信SBIネット銀行は年1.600%、ソニー銀行は年1.500%という水準です。

一方、楽天銀行の定期預金金利は2年・3年・5年・7年・10年のいずれもメガバンク3行とほぼ同じ数値であり、「ネット銀行だから必ず高い」というわけではない点も押さえておく必要があります。

定期預金金利の比較(中長期:2年〜10年)3/4

定期預金金利の比較(中長期:2年〜10年)

出所:各行公式サイト(2026年10月1日時点)をもとにLIMO編集部作成(―は非公表・データなし)