新NISAの成長投資枠では、個別株だけでなく、値動きの大きい成長株に投資する投資信託も選択肢になります。
なかでも米国の主要テック企業に集中投資する「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、値上がり益を狙いたい人から関心を集めているファンドの一つです。
ただし、名前の由来になった「FANG」(フェイスブック・アマゾン・ネットフリックス・グーグル)の4社だけに投資しているわけではなく、実際の中身は時期によって変化しています。
集中投資ならではの値動きの大きさやリスクも、あらかじめ押さえておく必要があります。
この記事では、iFreeNEXT FANG+インデックスの基本情報や組入銘柄、新NISAの対象になる理由と注意点について解説します。
1. 「iFreeNEXT FANG+インデックス」の基本情報
まず、iFreeNEXT FANG+インデックスがどのようなファンドなのか、基本的な仕組みから確認していきます。
1.1 NYSE FANG+指数に連動する米国株ファンド
大和アセットマネジメントの目論見書によると、iFreeNEXT FANG+インデックスは「NYSE FANG+指数」の値動きに連動する投資成果を目指す、追加型の株式投資信託です。
NYSE FANG+指数は、次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響力を持ち、高い知名度を有する米国上場企業を対象に構成された株価指数とされています。
指数を構成するのは10銘柄で、四半期(3月・6月・9月・12月)ごとに、各銘柄への投資額が均等になるようリバランスされる仕組みになっています。
1.2 信託報酬・純資産総額などの基本情報
大和アセットマネジメントの公式サイトによると、iFreeNEXT FANG+インデックスの信託報酬(運用管理費用)は年率0.7755%(税込)です。
純資産総額は1兆4774億5600万円、基準価額は10万3184円となっています(いずれも2026年9月25日時点)。
リターン実績は、1年で+26.96%、3年で+178.00%、5年で+273.71%、設定来では+931.84%となっています(2026年9月25日時点)。
2018年1月31日に設定されたファンドで、信託期間は無期限、購入時手数料・信託財産留保額はいずれもかかりません。
少額から世界的テック企業に分散投資できる1/3
出所:大和アセットマネジメント「iFreeNEXT FANG+インデックス」ファンド詳細ページ・交付目論見書をもとにLIMO編集部作成
信託報酬や純資産総額、NISAの対象区分など、ファンドの基本情報は上記の画像の通りです。
2. 組入銘柄はGAFAMだけではない?中身を確認
「FANG+」という名前から、特定の4〜5社だけに投資していると思われがちですが、実際の組入銘柄はもう少し幅広くなっています。
2.1 上位10銘柄の顔ぶれ(2026年1月30日時点)
大和アセットマネジメントの交付運用報告書によると、2026年1月30日時点の組入上位10銘柄には、アルファベット(Google)やメタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムといった従来からの「FANG」の一角に加えて、エヌビディアやブロードコム、マイクロソフト、アップル、クラウドストライク・ホールディングス、ネットフリックス、パランティア・テクノロジーズが名を連ねています。
組入比率はいずれも8〜11%程度の範囲に収まっており、特定の1銘柄に極端に偏っているわけではありません。
組入銘柄はGAFAMだけではない2/3
出所:大和アセットマネジメント「iFreeNEXT FANG+インデックス 交付運用報告書」をもとにLIMO編集部作成
このように、組入銘柄には生成AI関連で存在感を高めている企業も含まれており、当初の「FANG」という名称から連想されるイメージより幅広い顔ぶれになっています。
2.2 四半期ごとに銘柄・比率が見直される仕組み
NYSE FANG+指数は、四半期ごとの見直しのタイミングで構成銘柄自体が入れ替わることもあります。
そのため、上記の組入銘柄はあくまで記載時点のものであり、実際に購入を検討する際は、大和アセットマネジメントが公表する最新の運用報告書・月次レポート等で確認することをおすすめします。