1,000万円主婦と500万円主婦 

年収1,000万円のFさんによると、「みなさんが思っているような、華やかな暮らしはしていない」といいます。「子どもにはお金をかけています。塾や習い事、私立の学校と、家計のほとんどは子どもに消えていきますね。あとは家のローンでしょうか…。ここまでは必要経費だと、夫とも話しています。

その点、私はお金がかかりません。洋服や靴など、ブランド品は持っていませんし、エステにも行きません。外食はお金がかかるので、なかなか行くこともないですよ。近所のスーパーで買い物をする、普通の生活をおくっていると思います。」子どもへの出費以外は、普通だというFさん。かたや年収500万円のMさんの生活はどうなのでしょうか。

「子どもは公立の学校で、塾通いはしています。わが家も塾代と住宅ローンが目立つ出費ですが、外食は定期的に行っています。パート勤務で疲れているときは、お惣菜に頼ることもありますよ。パートの収入で、コツコツ貯蓄もしています。」2人の大きな差は、子どもの通う学校が私立か公立かということでしょう。中学校3年間の学費だけでも、これだけの差があるようです。

・私立 約420万円
・公立 約150万円

この積み重ねが、高収入貧乏につながるのかもしれません。