こうした運動系はオンラインレッスンに切り替えることは難しく、家庭で教室と同じようなことをするのはほぼ不可能です。筆者の子供達が通う小学校のスポーツ少年団も全て活動休止となり、運動する場を失ったメンバーたちが臨時休校中にマスク姿で公園に集まってボール遊んでいるのをたびたび目撃しました。

一方、コロナ禍でもオンラインを駆使してレッスンを実施したバレエ教室に娘さんを通わせているBさんは、「教室が再開しても先生がバレエバーやドアノブをこまめに除菌シートで拭いたりして大変そう」と口にしていました。

再開に備えて1クラスあたりの生徒数を限定し、曜日や時間帯の変更をお願いされた子もいたそうです。「せっかく再開してもレッスン後に友達と談笑もできないみたい」と、以前のような雰囲気には程遠いことを教えてくれました。

対応が分かれた英会話教室

運動系とは対照的に、自宅でのレッスンを続けていたのが英会話教室です。ただし、これは個人経営など規模が小さい教室に限定されています。

規模の大きい教室では先生たちが集まることで接触回数が増えたり、通勤中に感染リスクが潜んでいることもあり、4月・5月の2カ月分が臨時休校となったケースもみられました。

英会話教室は会話メインの習い事ということもあり、飛沫感染が心配されます。マスクをしながらのレッスンでは、発音時の口の形が分からないというデメリットがあります。