なんでもかんでも買ってくれる祖父母に甘えているうちに、Mさんの娘の中ではすっかり「愛情=なんでも買ってくれること」という認識が出来上がってしまったようです。
「そうじゃない」といくら説明しても、「じゃあなんで、ママはおじいちゃんおばあちゃんに買ってもらいなさい、ってすぐいうの?」と聞かれ、答えに窮したMさん。自分の安易な言動をいたく反省しているそうです。
まとめ
お金に関することは、なかなか子供に話しにくいもの。つい易きに流れてしまいがちです。しかし、それでは子供は納得しませんし、ともすれば間違った認識を抱いてしまうようになります。
親の不用意な発言で傷つき、将来苦労することがないように、お金の話だからこそ、子供が納得いくようなきちんとした説明が必要なのではないか…と筆者は考えます。なぜ自分はむやみに買い与えないのか、なぜ祖父母はいろいろ買い与えてくれるのか。そこをきちんと説明することこそ、親の義務だと言えるのではないでしょうか。
大中 千景