モラハラを受け続ける人は、何を言われても反省して頑張り続けるでしょう。容姿、仕事、家事、育児…何にしてもゴールはありませんから、頑張ろうと思えばいくらでも努力ができます。

当時を振り返ると、「頑張り続ければ何とかなる病」にかかっていたかのようです。

いかにおかしいか気付くため、周囲に相談を

「これってモラハラかも?」と思ったら、反省したり頑張るよりも前に、立ち止まって「否定されることはおかしくないか?」と冷静に考えましょう。

とはいえ、モラハラ被害者の場合「おかしい」と気付くまでに時間がかかります。「ダメだと言われる→頑張る」という思考ができあがっているのです。この思考をゆるめるためにも、まずは友人にモラハラの内容を詳しく話してみるといいでしょう。どれだけおかしいことを言われているかが分かります。

大切なのは頑張ることではなくて、頑張らないこと。本来落ち着ける場所である家庭の中で、「お前はダメだ! もっと頑張れ!」といわれるのは非常にしんどいものです。

日々もっと頑張るよう強要されるよりも、頑張らなくても受け入れてくれる人と一緒にいて、協力し合うのが人間関係でしょう。