新たな一歩「小学校入学」を機におこづかいもスタート
おこづかい制度の重要性がわかったところで、本題となる“いつから”という部分に触れていきます。親によって考え方が違ったり、お金の専門家でも人によっても言うことが違ったりしますが、筆者や周囲の人の子育て経験を踏まえて考えると、おこづかい制度のスタートは子どもが小学校へ上がるタイミングがベストなようです。
小学校へ上がるころには、数字の概念がある程度理解できるようになっており、親との決めごとを守ろうとする気持ちや行動力も生まれています。また、親とベッタリだった幼児期にくらべ、小学生になると子どもだけの世界も大きく広がるものです。
今までとは違うまったく新しい生活が始まるタイミングは、親にとっても子どもにとっても“おこづかい”という新制度のスタートに踏み出しやすいときなのです。
このときに注意したいのが、ただおこづかいを与えるだけではなく、親子で決まりごとを作ることです。
- おこづかいを使い切っても、次のおこづかい日まで補充はしない
- 学校で必要なものや生活必需品は親が買う
- 子どもが自分のおこづかいで買ったものには口出ししない
など、おこづかいの使い方について親も子どもも振り返りができるようなシステムを作っておくと、おこづかい制度の運用がしやすくなります。