エピソード2.ヘトヘトな私に姑からの「2人目はまだ?」攻撃
「独身時代の私の周りは、30代になってもバリバリ働いている人ばかり。結婚しても子どもはまだ…なんて人も多く、私ものん気にかまえていました。30代も後半に差し掛かったそんな時、妊娠が発覚。そして同時に主人の転勤が決まり、家族で引っ越すことになりました。
転勤先はいままで行ったことがない土地で、また地元からも遠く離れていましたが、元来能天気な私は『新しい場所でママ友作るぞー』なんて気楽に思っていたんです。
ですが、私のマタニティライフは想像以上に過酷で、高齢出産ということもあり、産後もなかなか体調が回復しませんでした。さらには、初めての育児による寝不足が重くのしかかり、自分が思い描いていたような生活とは全く異なりました。だからと言って、主人が居ない日中に手助けしてくれる人や、愚痴れる相手が身近にいるわけでも無く、私はだんだんと孤独感に押しつぶされそうになっていました。
そんな慣れない土地での子育て、そして私の年齢的なこともあり、主人とは『子どもは1人で良い』という認識でいました。でも、それを許さないのが夫の母でした。
夫は4人兄弟で、私達の結婚当初から夫の母は『孫は2桁欲しい』と言っていました。いままでも言葉の端々に『子どもには兄弟って必要』みたいなことを匂わせていましたが、ストレートに2人目を要求するようなことは言われ無かったんです。それが出産してしばらく経った後、直接的に『2人目はまだなの?』と言ってくるようになりました。
夫の母からの連絡を無視すれば良いのかもしれませんが、連絡をしてくる時は法事や実家の集まりや祝い事など、何かしらの正当な理由をつけて連絡をして来ます。その際に『ところで…』という感じで切り出してくるため、無視することもできずにいます。夫の母から電話がくる度に、また言われるのか…と思うとストレスが溜まって仕方ありません。」