事例4:大きすぎた「彼を独占したい気持ち」
彼氏ができると、彼氏だけしかみえなくなってしまう性格なんです。だから、カレが女の人はもちろん、男友達と楽しく過ごしているのも許せませんでした。
中学や高校のときには、カレに友達の悪いところなんかをやんわりと伝えては、どんどん距離を引き離す作戦を実行していたのです。社会人になってもそんなクセは抜けず、カレとすごく仲良のいい同僚にヤキモチを妬いてしまいました。
そしてつい、「同僚の△△くん、営業先では〇〇(カレの名前)の悪口言って評判落としているらしいよ」と言ってしまったんです。
そしたらなんとカレが、「お前は嘘つきだな。今日も取引先の担当の人が、△△が俺のことを褒めながら推したって言ってたよ。あいつは、そういうヤツ。お前、黒いなぁ」と即答。そして、「自分の彼氏の友達を陥れようとするようなヤツとは、付き合えない」とハッキリ言われ、別れを告げられてしまいました。
こんな場合は?
いくら好きでも、相手の円滑な人間関係や生活などを壊してまで独占しようとするのは、もはや恋愛ではないと言えるでしょう。
人を陥れようとすれば、今回紹介した失敗事例のように、何かのキッカケで企みがバレてしまうこともあります。相手のことを大切に想うなら、人を陥れることを考えるのではなく、相手の人間関係や生活をサポートできる人間を目指して成長したいものです。
おわりに
10代の恋愛がストレートに気持ちをぶつける恋愛ならば、社会人の恋愛はお互いを尊重し合う恋愛であり、それが付き合いを長続きさせるコツとも言えるでしょう。
「今、自分がどんな恋愛をしているか」をときどき振り返りながら、相手にとっても自分にとっても負担の少ない、楽しい恋愛になるよう話し合ってみてくださいね。
山内 良子