事例2:「彼の気持ちが知りたくて…」
カレのことが好きすぎて、「私のこと、好き?」って、1日に何度も聞いていました。電話でも、LINEでも、会ったときも……。付き合って3か月ぐらいまでは、ニコニコしながら「好きだよ」なんて答えてくれていました。
でも、だんだんと「また、それ?」と言われたり、無言でスルーされたりするようになり、不安になって余計に気持ちを確認する回数が増えたのです。
それから2週間ぐらいたったある日、カレの友達から電話があり、「〇〇(カレの名前)が精神的に病んでいるから、別れてやってくれ」と懇願されました。「そんなはずはない」と電話を代わってもらったものの、「もう頭がおかしくなりそう。夢の中にまでお前が出てきて、好きかどうか聞いてきてマジうざいわ」と怒鳴られたのです。
そして電話を切られ、その後は何度電話しても出てくれず自然消滅のような感じになりました。
こんな場合は?
たとえ好きな人が「彼氏」になったとしても、相手の気持ちを何度でも確かめたくなるという人は少なくないでしょう。けれど、社会人になって10代の頃よりも仕事や人間関係の悩みが増えると、同じ質問の繰り返しに疲労したり面倒に感じたりするケースも出てきます。
相手に気持ちを何度確かめてみても、言葉ではいくらでも嘘をつくことができますし、相手の本心を知ることは不可能です。相手を信頼することで気持ちを確かめる回数を減らすことができますし、何度気持ちを確かめても安心できないような相手なら、別れることを考えたほうが健全かもしれません。