SMBCコンシューマーファイナンスによる「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2017」では、部下や後輩におごる場合、女性は千円程度のランチやカフェ、男性は3000円程度の食事や飲み代くらいまでを許容範囲としている人が多いようです。

また、新生銀行の「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」では、1カ月の飲み代の平均額は男性が1万3175円、女性が9493円となっているなど、男性のほうがお金を使う機会が多く、その金額も高いという傾向がうかがえます。

もちろん個人差もあると思いますが、こうしたお金の使い方や金額の違いが、夫と妻のお小遣いの平均額や希望額の差に表れているのかもしれませんね。

おわりに

新型コロナが収束しても、経済が以前の状態まで回復するには数年はかかるともいわれています。将来の家計のことを考えると、お小遣いの金額が回復するのはかなり先の話になるのかもしれません。

お小遣いの金額を増やすには日々の節約はもちろん大切ですが、リモートワークによって空いた時間を副業に充てる、専業主婦・主夫だった人はパートを始めるなど、収入を増やす手段についても考えていきたいものですね。

【参考】
・「『家計』に関するアンケート調査」(明治安田生命)
・「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2017」(SMBCコンシューマーファイナンス)
・「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」(新生銀行グループ)
・「コロナ危機が収束しても『日本経済は全治2年』」(毎日新聞)

吉田 貴絵