ある程度市場価値の高いスキルを持ったフリーランスや経営者なら「年収1,000万円」を稼ぐのは、世間で思われているほど難易度は高くはありません。
筆者の知人や親戚にも、中小企業のコンサルタント、セミナー講師として忙しく飛び回り、年収1,000万円、2,000万円稼ぐ人がいます。仕事をバンバン受けまくって、休日なしで一日の大半を仕事に費やす労働集約的なワークスタイルで達成しているのです。
一方、それ以上の収入である5,000万円、1億円を得るとなると、必然的に仕組みで稼ぐ必要が出てきます。そして仕組みで稼ぐ人たちは忙しいのでしょうか?それとも仕組みで稼いでいるのでヒマなのでしょうか?
労働集約型と頭脳集約型のワークスタイルとは?
前述の通り、馬車馬のように働けば年収1,000万円は到達可能です。やろうと思えば、会社員も土日祝日を他の会社で働いて稼げば、年収は1,000万円に達するでしょう。しかし、問題はこのようなワークスタイルには限界があるということです。一日は24時間しかありません。また、病気で動けなくなった瞬間に収入が途絶えますし、時間がなければお金を使うヒマもないのです。
一方、仕組みで稼ぐというのは頭脳労働となります。身近な例で言えば、会社の経営者になって従業員を雇って会社をまわせば、自分は現場にいなくても売上は上がっていきます。筆者は高級フルーツビジネスで会社経営をしています。フルーツの仕入れ、発送、電話対応、ネットショップの注文の処理などはすべて従業員がしてくれますから、厳密な拘束時間はありません。
その一方、ビジネス誌やネットメディアでニュース記事を書くジャーナリストの仕事や、講演に呼ばれて登壇することもあります。こちらは働くのを止めた瞬間に収入が止まる、労働集約的なワークスタイルなのです。