でも、実際には高収入のビジネスマンは猛烈に働く
そしてよく言われることが「高額所得者は総じてヒマだ」という主張です。仕組みがうまく回っている間は、その気になればヒマでいることは可能でしょう。
しかし実際には、年収5,000万円、1億円を稼ぐ人を見てみるとその多くは忙しく動いています。筆者はビジネス柄、高額所得者と仕事をさせて貰う機会があるのですが、例外なく彼/彼女らは忙しくしています。それには2つの理由があります。
1つ目は「経営者やフリーランスは、今の状況がいつまでも続かないということを理解している」からです。今たくさん稼いでいても、いつかは今ほど稼げなくなることはよくある話です。
筆者はフルーツギフトショップを立ち上げた時はGoogleのオーガニック検索だけで集客をしていました。当初はそれだけで非常に売り上げが高く、老舗の有名フルーツギフトショップを抑えて上位表示されてドンドン売上高が上がっていきました。しかし、Googleの検索アルゴリズムのコアアップデートが入るたびに検索順位は大きく変動し、最近では検索流入だけで売り上げを安定化させることに限界を感じたのです。
そこでSNS広告に着手したのですが、これによって最盛期の4~5倍ほど売れるようになったのです。
絶えずスピーディーに変化するビジネス環境に対応するには、今売れていてもそれが続く保証はありません。現状維持は後退ですから、調子よく売れている時こそ、それが終わってしまうことも想定して、常に行動し続けることが求められる世界です。
筆者も今はSNS広告がうまくいっていますが、いつかは競合が増えて今ほど売れなくなる日が来ると思っています。うまくいっている時こそ、次の一手を考える必要があります。このため、仕組みで稼いでいる人は身体は動いていなくても、頭の中はいつも忙しいのです。