今、問題視されている「8050問題」。『ひきこもり』といわれる人の高齢化が進み、親世代が80代、ひきこもりが50代という時代になってきています。厚生労働省が平成30年度に調査した内容を報告した『地域包括支援センターにおける「8050」事例への対応に関する調査』によると、40~50代で親と同居している単身者の低年収・非正規雇用率の高さなど厳しい現実が浮き彫りになっています。
50代になるまでひきこもりをしていた人たちは、どうして部屋から出られなくなってしまったのでしょうか。その原因をひも解くと、80代の親たちの葛藤も浮かび上がりました。