今年のボーナス払い、危険なのは「夏より冬」!
緊急事態宣言が全国的に解除され、仕事も生活も少しずつ戻りつつある今。「夏のボーナスは減るかもしれないけれど、それさえ乗り切れば大丈夫」、なんて思っている人もいるでしょう。しかしその考えは危険です。なぜなら、本当に影響があるのは冬のボーナスである可能性が高いから。
2008年に起こった「リーマンショック」のときのことを覚えていますか?世界的な経済危機となったこの出来事は、発生の背景は違えども、現在の「コロナショック」の状況と似ています。
その際、影響が大きかったのは直近のボーナスではなく、その次のボーナスだったのです。しかも、減額ではなく支給見送りという企業が続出。ボーナスがゼロになってしまった人も多かったといいます。
年2回ボーナスがある企業の多くは、支給される前の約半年が査定の対象となっています。つまり、コロナショックが大きな影響を与えるのは、この夏ではなく冬のボーナスということになります。また、リーマンショック時との大きな違いは、相手が未知のウイルスである点。世の中は常に感染第二波を警戒しながら動いており、半年どころかひと月後の先行きも読めないわけです。