高齢出産の経験から口を出す義母

そんな義母の意見に不快な思いをしながらも、なるべく自分たちのペースでいられるように夫婦で話し合っていたKさん。36歳の時に、第一子となる娘さんを出産します。いわゆる高齢出産の年齢になっていたこともあり、なかなか育児がうまくいかず毎日ヘトヘトに暮らす日々が続いたそうです。

「夫はとても協力的でした。でも、母乳のことだったり離乳食を娘が嫌がったりと日々の小さなストレスが溜まっていました。周りのママたちは職場にいた友人とはタイプが違う感じで、児童館などにも行ってみましたがあまり馴染めずそれもストレスでした」
そして、娘さんが1歳を過ぎた頃、育休を終え職場復帰することになったKさん。正直、娘さんと二人きりの生活より自分が活躍できる職場という場所に戻れることにほっとしたそうです。そのタイミングで、義母から電話がありました。

「復帰するのは構わないけど、娘ちゃんもあと半年もしたら2歳になるし、二人目のことを考えたら復帰してもまたすぐにお休みすることになるんじゃない?」

義母はKさんが二人目の赤ちゃんを間隔を開けずに産む前提で話をしていたようでした。結婚以来、ご主人の口からは「産んだとしても一人だと思う」ということを伝えていましたが、義母は全くその意思を理解していなかったよう。そこで、Kさんは思い切って「自分は娘がいれば十分幸せだし、それは夫婦で話し合っている」ことを伝えました。

しかし義母はそんなKさんの返事に対し「自分も38歳で三人目を産んだ。年齢のことなら大丈夫だから。気にしないで挑戦していきなさい」と全く意味を理解しない言葉を返してきました。ご主人には年の離れた弟さんがいたそうですが、その結果「高齢出産の先輩」としてアドバイスされることになったのです。