「『結婚の話、いつしてくれるの?』って急かされて、よくよく話を聞けば私が婿入りするという話。ご両親との挨拶も、行ったことのないような超高級料亭を指定され、すべて私持ち。そのあと、何度かご両親と食事をしたがそれもすべて私持ち…」と続けます。

そして、別れの決め手になったのはボーナスを彼女の奨学金返済に充てさせられたときだったと言います。

「向こうの両親が『結婚するなら彼女の奨学金を返済してからだな』と言いだして、『こないだちょうどボーナスの日だったよね?』と屈託ない笑顔で彼女が聞いてきて…。その場で『うん』って言ったら、あっという間にボーナスが彼女の奨学金返済に充てられてしまった」のだそう。

「友人にその話をしたら『その子と結婚したら、お前この先ずっとそんな感じで彼女の家族に食いつぶされるぞ』と言われて目が覚めた」と話してくれました。これは逃げて正解と言えそうです。

おわりに

結婚しないという選択をした人にはそれなりの理由があるのでしょう。恋愛中で盛り上がってるときには相手の本性に気付けないこともあるので、結婚を考えるのであれば一歩引いて冷静に相手のことを見極める必要がありそうです。

大塚 ちえ