「彼がトイレに立ったとき、友人が『いつもあんな感じなの…?』と気まずそうに聞いてきて、そんなこともないんだけど…と濁すと、『謙遜のつもりだと思うから、あんまり気にしちゃダメだよ』とフォローしてくれた。そんなふうに友人にまで気を遣わせる彼のことが情けなくなって、少し経ったあと別れを告げた」と言います。

しかし、「別れると言っているのにしつこくて、『結婚したいなら結婚してもいいよ』とか見当違いなことを言う。私が30代だから結婚を焦って別れを切り出したと勘違いしたらしい」と続けます。

「しかも『結婚したら仕事やめてね』と当たり前のように言われて、『なんで?』と聞いたら『家事もおろそかにしないことが仕事を続ける条件』という返事で何を言っているのかと…。結婚なんてしたらモラハラ男に変貌するんだろうと思って、連絡先も削除。SNSでも付きまとってきたけれど、共通の友人にはワケを話して私の情報を伝えないようお願いした」と話してくれました。謙遜のつもりでも人前でけなされて嬉しい人はいませんよね。

高齢の義両親との同居が条件と言われ…

続いては40代の女性Bさんの話です。「高齢の義両親との同居を結婚の条件にされて逃げ出した」と話します。

「最初は地味だけどすごく優しい人で、『この人となら結婚できるのかも』と思って浮かれていた。収入は私のほうが上だったけど、業種の差だよねと思って自分を無理に納得させていたんだと思う。後から思えば、役職に就けていなかったのは単純に仕事ができないだけだったんだと思うけど、そのときは気付かなかった」とのこと。

付き合い始めは浮かれてしまうものですが、そのうち彼の本性に気付いたのだそう。

「付き合って半年くらいですぐに結婚しよう、と言われた。私も結婚したかったから二つ返事で了承。しかし、『じゃあうちの両親と同居してね』と笑顔で言われて、『え、ちょっと待って』と…。彼は末っ子長男で、上の姉2人とは結構年が離れていたので、両親は70代後半。姉2人と両親にいい顔をするために、自分の嫁を介護要員にするつもりだった様子」と言います。