新型コロナで大きな打撃を受けたことで、あるいはそれ以前から会社の状況が悪く、不安に思ったことがある・思っているという人がいるかもしれません。

勤務先が傾きかけているというのはにわかには信じがたいものですが、きちんと受け止めて前に進むための選択肢を考える必要があるときも…。そこで今回は、アラサー会社員が「うちの会社、本当にやばいかも」と思った出来事について教えてもらいました。

ヘッドハンティングされた人がどんどん退職

金融機関で働くAさんは「ヘッドハンティングされてうちに入社した人がどんどんやめていくのを見て、自分も身の振り方を考えないと…と思った」と言います。

「ヘッドハンターや、成績の良いウチの社員が連れてきた優秀な人たちがどんどん退職。彼らは仕事ができる分、年収も高い。それを維持する体力がなくなった会社にいても仕方ないし、いくらでも行き先があるんだろう。だから『危ないかも』と思ったらすぐに行動に出る。彼らがいなくなるのは実にあっという間だった」と語ります。

ヘッドハンティングに慣れていて、渡り鳥のように大手企業を転々とする人も一部存在します。そういう彼らが退職していくということは、会社が危ない状況なのではと想像するのは無理のないことです。また、仕事がデキる人ほど、社内の体質に失望したらサッサとやめるというケースも少なくありません。

いずれにせよ人が次々やめていくというのはいい兆候ではないでしょう。