「もともと投資信託とか金融商品に抵抗がないのもあると思うけれど、資産運用は早く始めることが一番大事だというのもわかっているから。もちろん株や投信を買うときは少額投資非課税制度のNISAを活用している。節税には結構目がないかも」と笑います。

NISAやつみたてNISA、iDeCoの大きな目玉は何と言っても節税効果。Aさんの言う通り、老後資金づくりのために税金を払うのもなんだかな、と思う人は早めに始めたほうがよさそうです。

株主優待で毎日を楽しむ

続いても証券会社で働くBさん。「株主優待生活を楽しんでいる。当然だけど、現金のまま持っていても値上がりとかしないし、配当も株主優待ももらえない。株を始めると、現金って本当に100万円は100万円のままなんだなと思う」のだそう。

「100万円分の株を買っておけば、多少株価が上がったり下がったりして90万円に下がるときもあれば110万円になるときもある。でも、株主優待が受けられたり、配当がもらえたりしておトクだなと…。仮に110万円に値上がりしたら『ラッキー』って感じで一度売ってしまえば+10万円の利益。現金はそういう『ラッキー』のタイミングなんてない。持っているだけ」と話します。

確かに、お金をお金として持っているだけでは、株のように値下がりもしないかわりに値上がりもありません。長期保有を前提にするのであれば、短期的な値動きはあまり気にせず、株主優待や配当を楽しみにするというのも一つの考え方ですね。