不動産投資と金投資でお金をふやす

最後は証券会社勤務で「20代のうちから不動産投資をしていた」というDさん。「仕事ばかりしていて、あまりお金を使わなかったから投資を始められる金額は貯まっていて…。都内の好立地の部屋で不動産投資を始め、今もいくつか保有中」なのだそう。

「自分用にも部屋を買って、ローンを返しながら不動産投資をしていた。理想の部屋に住む生活を維持するためにも頑張ろうと思えて仕事に対するモチベーションも上がるし、若いうちからやっておいてよかったと思う。仕事にもそういう経験が生きてきた」とのこと。自分にハッパをかけるようなイメージで自分用の部屋を買ったと言います。

「あとは、株や投信のほかに金投資も。金投資は積立でほぼ放置。たまにどうなっているかな?と眺めるだけ。何かあったときに金があればいいかな、という意外と安直な理由。始めたのは、うちの会社の管理職で外資系金融機関出身の人が『金はいいぞ』って言っていたから、間違いないかと思って…」と続けます。

「信用している人の助言は素直に聞くタイプだから、『アレがいい』『今はコレがいい』と言われると次々に手を出しているけれど、どれもやっぱりいいものだから大きな損をしたりすることはない」と笑います。こういう心強いアドバイザーが近くにいるのはいいですね。

「アメリカの株を結構オススメされる。アメリカの指数のETFとか…。たしかに日本よりはアメリカのほうが投資しがいがあるなとは思う」と話していました。

おわりに

一見難しそうに聞こえるものも多いのですが、今はインターネットで少し調べれば内容を知ることができます。「投資は怖い」という思い込みを一度捨てて、少し調べてみてはどうでしょうか。投資を実際にするかどうかは別にしても、お金の活用方法が預貯金以外にもあるということを知るのはこれからの糧になることでしょう。

大塚 ちえ