しかし、どのマスクも大人用です。学校再開が控えている中、喉から手が出るほど欲しい子供用マスクは目にしません。ネット上では売られているものの100%安全か確かめることもできず二の足を踏んでいました。

手作りマスクを作ろうにも材料集めに苦労

そんな時、子供たちから「テレビで散々紹介されている手作りマスクでも作ってみたら」と言われたのです。マスクがない、マスクがないと騒いでいる暇があったら布を買って縫えばいいのでは、と。

実は、一時マスクを作ろうと意気込んでいたものの、オンラインショップで検索した材料は気軽に手が出せる値段ではありません。ネット上でも「材料が売っていない」「お手頃価格の布は完売」という声も多く、その時は諦めました。しかし、マスク問題は時間が解決してくれると気長に待っていても事態は好転しません。

子供の声に押されるように1人で手芸店に行ってみると、手作りマスクコーナーが目立つ場所に設置されていました。マスク向けに最適なガーゼ生地は全国的に品薄状態が続いていることもあり、取り扱っている柄も限定的です。渋い柄ばかりで一瞬迷ったものの、1人当たりの上限である2枚を購入。

ゴム類は子供用の細ゴムが残っていたので買う予定はなかったものの、本当に品薄なのか気になりゴムが並んでいる棚にいくと、見事なまでに完売でした。手作りマスクを作るにも材料集めに苦労する人が続出しているのも頷けます。