独立行政法人 国民生活センターによると、ある80代女性が息子を名乗る男から「会社の上司に借りたお金を返して」と受電した後に、上司だという男から「新型コロナウイルスで困っているのですぐにお金を返してほしい」と頼まれ、約100万円の現金を騙し取られるという被害が報告されています。

高齢者がご家族にいる場合は、「こういう電話は信じないようにね」と日頃から声をかけておくことが大切です。

手口④:「マスクを無料送付します」「マスクを安く売ります」

4つめは、マスクの需要が高まっていることを利用した詐欺です。「マスクを無料送付します」「マスクを安く売ります」などとSMSやメールを送り付け、URLをクリックするように誘導して個人情報やクレジットカード情報を盗み取ったり、後から高額な請求をしてくるケースが多数起きています。

犯行の手口は様々ですが、このような見覚えのない不審なSMSやメールが届いても、無視するようにしましょう。フィッシングサイトにつながる可能性もあるため、むやみにURLをクリックするようなことは絶対にしてはいけません。

また、政府による布製マスクの配布に便乗して、一方的にマスクを送り付けてくる「送り付け詐欺」も横行しており、多くの自治体で注意喚起を行っています。