何らかの投資を始めようという方は、まず株式投資が頭に浮かぶのではないでしょうか。たとえば、トヨタとかソニーの個別株式を買ってみるというアプローチです。うまく行けば高いリターンが得られる一方で、下手すると投資額が半分になってもおかしくありません。

そこまでのリスクを取れない方は、株式や債券等をまとめて運用する投資信託に投資することを考えるのではないでしょうか。オンライン証券では投資信託が100円で買えるところもありますしね。

ところで、投資は結果的に儲かればいいのですが、個別銘柄にせよ投資信託にせよ同じものは一つとしてありません。ですから、どの銘柄を選んだらよいか迷ってしまうのは不思議ではありません。

個別銘柄なら日本の上場企業社数は3,713(日本取引所、2020年5月1日現在)、公募投資信託なら5,997本(投資信託協会、同4月末現在)もあります。本当にどれを選んだらいいのでしょうね。

投資成果を計測するのはリターンだけではない

さて、今回の記事ではどの銘柄を買えとか、どの投資信託が良さそうとかそういうお話はいたしません。ただ、読者の皆さんが何らかの有価証券を購入される際の目安になるであろう、リターンの計測方法の一つを紹介しますので参考としてください。

たとえば、あなたがトヨタとソニーの2銘柄を買ったとします。そして1年間保有し売却したところで、両社は年間15%のプラスリターンとなったとします(トヨタ、ソニーはいずれかの投資信託に置き換えていただいても結構です)。