投資リターン計測法:運用効率が分かる「シャープレシオ」をわかりやすく解説

トヨタ: プラス15%
ソニー: プラス15%

トヨタもソニーも1年間でプラス15%上昇しましたから、どちらの銘柄でも結果的には同じリターンが得られましたね。めでたし、めでたし。

ところがこのリターンを得るためには、1年間という時間がかかり、その間相場が大荒れだったかもしれません。仮に1年前の日経平均株価が2万円ちょうどだったとして、この1年間で最高値は2万5,000円で、最安値は1万5,000円だったとしましょう。すると、この間の日経平均株価の平均的な振れ幅は上下25%ずつにもなります。

同様に、トヨタの株価の振れ幅は10%、ソニーは30%だったとします。つまり、トヨタの株価は日経平均株価やソニーよりも振れ幅が小さくより安定的だったということですね。

ここで言う振れ幅とは、株価が平均リターンからどのくらい、かい離して動くかという統計値のことです。株価の振れ幅のイメージは以下の図表1をご覧ください。

図表1:株価推移、リターン、振れ幅のイメージ

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注:筆者作成。縦軸は株価(資産価格)、横軸は期間

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太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。