新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、映像授業が勢いを増しています。東進などの大学受験の予備校、月額制の映像授業コンテンツ。それだけではなく、ふだん対面授業をメインにおこなっている小中学生の学習塾、個人が配信している無料の授業動画など、コンテンツ数も数年前とは比べ物にならないほど増えました。

とくに今年4月以降は、これまで映像授業を導入していなかった学習塾や多くの学校が、オンラインを活用した授業を展開しています。

学校・塾・予備校などがほぼ休校となってしまった今、映像授業は勉強の機会として頼ることのできる貴重なコンテンツとなっているのではないでしょうか。

緊急事態宣言により教育業界がさまざまな対応を考えるなか、筆者の塾でも映像授業を導入しました。数週間が経ち、わかったことも多くあります。

今回は、映像授業の活用法を解説します。

映像授業のメリット・デメリット

まずは映像授業のメリットやデメリットを確認しておきましょう。
メリットとデメリットは表裏一体の関係となっています。
以下の6つをご覧ください。

映像授業のメリット・デメリット(筆者作成)