「公的職業訓練」って?

公的な職業訓練支援制度は大きく「在職者向け」「学卒者向け」「離職者向け」に分けることができます。それぞれの下記のようなイメージです。

在職者向け訓練

中小企業で働く人を主な対象とした、スキルアップが目的の訓練。受講料は有料。

学卒者向け訓練

高校卒業者などを対象とした、職業に必要な高度で専門的かつ応用的な技能・知識を習得するため長期(1~2年)の訓練。受講料は有料。

離職者向け訓練

離職者が再就職に必要なスキルを身に付けるための職業訓練。受講料は無料。(ただし教材代などは自己負担)

最後の離職者向け訓練はハローワークの求職者のうち、失業給付(いわゆる“失業保険”と呼ばれているもの)を受給している人が対象で、「公共職業訓練」と呼ばれます。この受講要件を満たしていない場合は「求職者支援訓練」という制度を利用することになります。

次では、「公共職業訓練(離職者訓練)」と「求職者支援訓練」の概要についてみていきます。