増える出費に鬱々

ご主人のリモートワークや子供たちの休校に伴い、食費が格段に上がったご家庭も多いのではないでしょうか。どんどん減っていくお米を見ていると気持ちが落ち込み、たくさん食べる夫に対しあたりが強くなってしまうとか。しかし、Yさんはあることに気づいたそう。

「私のお財布からでていくお金は確かにかなり増えたのですが、家から出ない夫や子供が一円も使っていないことに気が付きました。そこで、夫の社食代・子供の給食費・普段の毎週末の外食費を足し合わせてみることに。すると、今のほうが出費が少ないことに気が付いたんです。また、子供の休会中の習い事費用や夫の趣味のゴルフ代など、普段ならかかっていたであろう費用も足し合わせると、この自粛期間に浮いたお金は約10万円。想像以上の金額でした。

楽しみを失ったのは残念ですが、家計簿とにらめっこの私にとってはちょっとしたへそくりにできそうな額。ついでに夫からは社食が浮いた分の金額をお小遣いから差し引かせてもらうことにしたので、そのお金でお米を買えばいいやと明るい気持ちになりました。これを機に『なんとなく続けていた習い事や浪費をきっぱりとやめることができるのかも、と希望が湧いてきました」

まとめ

まだまだ未知のウイルスである新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。その戦いはいつまで続くかもわからないため、漠然とした不安がありその気持ちから喧嘩へと発展しがちです。

ですが、ちょっとしたマイナス思考をやめることで「できることはいくらでもある」ことに気づき、ただ憂鬱な日々を過ごすよりも心が安定するのではないでしょうか。今できることをひとつひとつ解消し、夫婦間のお金にまつわるギスギスも少しは減っていくといいですね。

<参考>
厚生労働省「生活を支えるための支援のご案内

佐渡 六花