子育て費用総額、みんな子ども一人に平均でいくら払っているの？

すべて私立で進学した場合はいくら必要か

それでは、すべて私立に進学した場合にはどうでしょうか。

各進学先とその費用については、以下の通りです。

これを見ると、私立にすべて進学した場合には、意外にも小学校での費用が大きくかさむことが分かります。

私立の小学校を希望されるいわゆる「お受験組」は頻繁にメディアで取り上げられますが、かなりの資金を負担できる世帯でないと子どもを進学させられないということが分かります。

国公立に進学させるべきか、私立に進学させるべきか、について悩んでいる人も多いかと思います。これは親にとってみれば、「希望だけではない」「受験した結果」「こどもの学力次第」というような要素も関係してくるので、一概に親の希望だけとは言えないでしょう。

しかし、子どもを「すべて国公立に進学」させた場合と「すべて私立に進学」させた場合には、子育て費用の総額としては、約800万円と2200万円という差が出てきます。つまり、約1400万円です。

これは決して馬鹿にできない金額といえます。この差額を運用資金に回したり、住宅ローンにあてることができたらと考える人もいるでしょう。

こうした重くのしかかる親に対して、何か良い話題はないのでしょうか。