なぜ「応援消費」で幸せになれるのか?「共感できるものにお金を使いたい」人が約6割

私たちの日常生活の中では「もっと年収が高かったら…」を思う場面は多々ありますが、もしかしたら年収を上げることは、幸福度を上げることにはそれほど繋がらないのかもしれません。

2つ目は「他人のための消費」を指示された学生の方が、「自分のための消費」を指示された学生に比べて幸福度が高かったということです。つまり、他人を応援するためにお金を使う「応援消費」は、消費の満足度や幸福度を上げることに繋がりそうだということがわかりますね。

従来の経済学では「自分のことを中心に考えて合理的に消費を行う」ことは良いこととされてきました。しかし今の時代、「お金」と「幸せ」の関係性を考える際には、他人のためにお金を使うという視点は重要なポイントになっているということが言えるでしょう。

まとめ

これからますます社会に広がっていきそうな「応援消費」。一見すると、合理的ではないような消費にも見えますが、心理学の研究からも「他人のための消費(応援消費)」が自分の幸せにも繋がるということがわかりました。

外出自粛で多くの人が自宅にいる時間が増えている今、自分の「お金の使い方」を振り返ってみる良い機会かもしれません。

【参考】
・『「応援消費」に関する意識・実態を調査』(ジャパンネット銀行)
・『Prosocial Spending and Happiness: Using Money to Benefit Others Pays Off』(Dunn, Elizabeth W., Lara B. Aknin, and Michael I. Norton)

鈴木 拓人

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執筆者

専門分野は金融政策分析、統計解析、富裕層向けの税制など。主に過去のデータを基にした投資戦略や業界動向の記事を執筆。LIMOでは行動経済学をもとにした賢いお金との付き合い方を執筆中。