なぜ「応援消費」で幸せになれるのか?「共感できるものにお金を使いたい」人が約6割

「実際に応援消費をしたことがある人」は約3人に1人

一方で「実際に応援消費を行ったことのある人」は34%に留まっており、実際の経験者はまだまだ少数派のようです。しかし、経験者の94%の人が「応援消費をしたことに満足」しており、消費の満足度の高さがうかがえます。

そして、応援消費をしたことがない人の2人に1人が「応援消費は魅力的なお金の使い方だと思う」と回答していることから、今後ますます「応援消費」というお金の使い方は広がっていきそうです。

他人のためにお金を使うと幸福度が上がる

なぜ、このように応援消費に興味を持つ人が増えているのでしょうか?

そのヒントは私たちの「幸せ」の感じ方にあるかもしれません。「お金の使い方」と「幸福度」の関係性を明らかにしている心理学の研究を紹介していきましょう。

「収入の多さ」よりも「お金の使い方」が重要

ブリティッシュコロンビア大学の心理学者エリザベス・ダン氏らの研究は、「自分の収入に関係なく、他人のためにお金を使うと幸福度が上がる」ということを明らかにしています。

実験では、大学生を集め20ドルまたは5ドルを渡し、そのうちの半数の人に「自分のための消費」をするように指示し、残ったもう半数の人には「他人のための消費」を指示しました。

その結果、面白いことが2つ明らかになりました。

1つ目は「収入の多さは幸福度に関係ない」ということです。研究対象の学生はランダムに20ドルと5ドルを貰う人がいたのですが、どちらの金額を受け取っても幸福度に差はありませんでした。

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執筆者

専門分野は金融政策分析、統計解析、富裕層向けの税制など。主に過去のデータを基にした投資戦略や業界動向の記事を執筆。LIMOでは行動経済学をもとにした賢いお金との付き合い方を執筆中。