解雇が先か倒産が先か
「緊急事態宣言」発出された地域に在住のOL、A子さんもコロナショックに危機感を抱いているひとりです。中小企業に10年勤めるA子さんは、会社の経営難を肌で感じているのだとか。
「コロナショック以前から、業績悪化はわかっていました。ここ数年、新卒者の採用はありませんでした。さらに外注で頼んでいた清掃業者も断り、社員全員で掃除するようになったのも、経営難からだと思っています。そんななかでの、このコロナショックですから、働き続けるのは無理かな?と薄々感じています。」
そう語るA子さんは、「緊急事態宣言」以降会社に出社していません。務め先は接客業で、不特定の人と接することから感染の危険性があると判断され、会社の指示により自宅待機を余儀なくされました。
「私の担当業務はテレワーク向きではないので、実質休業状態です。さらにあの経営難なので、給料保障もどこまでされるのか不透明な部分があります。同僚のなかには『退職』を選択する人も…。
私自身、今まで仕事しかしてこなかったので『これからどうしよう…』と悩んでいます。転職するにも、このコロナ不況では再就職も難しいはずですよね。」
自身を「社畜OL」というA子さん。緊急事態宣言でおこもり状態になってから、これからどうするべきかを考える時間が増えたようです。