ママ友との行動に差 

それから、子どものいる女性に自粛中の行動範囲について話をうかがいました。

「ずっと子どもたちと家にいて、気が滅入ることもあります。それでも、自粛中は外出を我慢しています。」(30代・2児の母)

「子どもたちは自宅の敷地内までしか出していません。庭先でなわとびをしたり、ただ虫取り網を振り回して『エア虫取りごっこ』をしたりと、工夫して遊んでいます。」(30代・3児の母)

自宅で子どもたちと過ごしている、という意見が圧倒的でした。なかには、ママ友同士の考え方の違いに戸惑っている人もいるようです。

「ママ友から『たまにはお茶しよう』と誘われました…。お互いにずっと家にいて、感染している可能性は低いといいますが、やっぱり家族以外の人と会うのは怖いです。」(20代・1児の母)

「ママ友は緊急事態宣言でも仕事が休めないそうです。そこで、臨時休校中の彼女の子どもを預かってくれないか、と打診がありました…。小学校でも一時預かりをしてもらえるはずですが、彼女はあまり多くの人と接するのは避けたいようです。でも託児所かわりにされるのは、正直腹が立ちます。私だって、自分の子どもを家族以外の人と接しさせたくないですよ。」(40代・1児の母)

自粛しようという考えは同じなのですが、ママ友同士でも価値観の違いに気づいたといいます。「ママ友」という関係性もあり、あまり強くいえないのも問題のようです。