エンタメ業界、エンタメファンに大きな影響

日本では令和2年1月15日に初の感染者が確認されて以降、日に日に感染が拡大していきました。子どものいる家庭に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を聞いたところ「卒園・卒業式、入学式の短縮や中止になった」という意見があがりました。

ぴあ総研が内閣府に提出した「新型コロナウィルスによるライブ・エンタテインメントへのダメージについて」(令和2年3月23日現在)によると、5月末までライブ・エンタテインメントの中止や延期が継続すれば、売り上げが減少した公演などの入場料金の推定は3,300億円。2019年の年間市場推計は約9,000億円のため、本年の減少率は37%になると予測されます。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が原因でイベント延期や中止となった場合、興行主催者が多額の負債を抱えるおそれがあり、今後エンタメ業界の落ち込みが懸念されます。

そんななか、イベントチケット販売サービス「イープラス」を運営している、株式会社イープラスが「イープラス、新型コロナウイルス感染症による興行主催者のイベント中止払戻し費用全額を負担」を発表し、そのなかで「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が原因のチケット払戻しに伴う費用全額を当社が負担する」と表明しました。この発表は、エンタメ業界だけでなくエンタメファンにも大きな反響がありました。

しかし、まだ先の見えないコロナ終息。それまでひとりひとりの行動が、感染者数減少のカギとなるでしょう。