盲導犬の歴史
始まりは、約100年前のドイツ
1916年、第一次世界大戦によって目に障がいを負った人のために、ドイツのオルテンブルクに盲導犬学校が、1923年にはポツダムに盲導犬訓練所が開かれ、そこからヨーロッパ全土にひろがったとされています。
日本の盲導犬
1939年にドイツから盲導犬としての訓練を終えた4頭のシェパード犬が輸入されましたが、敗戦とともにその後の育成にはつながらなかったようです。
日本で実質的な盲導犬の歴史が始まったのは1957年。
国産盲導犬第1号の「チャンピイ」が誕生しました。
子どもの頃に本で読んだことがある人もいらっしゃるかもしれませんね。
その後、1967年に財団法人日本盲導犬協会(現、公益財団法人日本盲導犬協会)が設立されました。
盲導犬に関係する法的な整備も進んでいきます。
1978年:道路交通法の改正
- 視覚障がい者の歩行について、「政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない」と定められ、公共交通機関への盲導犬の同伴が認められるように
2002年:身体障害者補助犬法が施行
- 国や自治体が管理する公共機関への同伴が認められる
(2003年:民間施設(レストラン・ホテルなど)にも拡大)