テレワークでは、お互いの信頼とこまめなコミュニケーションが重要なカギとなります。レスポンスは早めにすること、そして自身のスケジュールはみんなが見られるように共有しておくことも大切なようです。

テレワークでいっそう評価が落ちる

メーカーで管理職を務めるCさんは、「普段から信用されていない人はテレワークだと余計に信頼を得るのが難しい」と話します。

「管理職の立場で言うと、どうしてもテレワークだとサボってないかな?という目で部下を見てしまう。だから、普段から仕事ぶりが今ひとつだと思っている部下には自然と厳しい目を向けてしまいがち。部下を信頼できないなんて自分でもどうかなとは思うものの、どうしても人間だからそうなってしまう」とのこと。

Cさんは「こまめに連絡をくれたり、朝会や部の会議でプロジェクトの進捗を報告してくれたりすると『ちゃんと仕事をしているんだな』と思える。でも、オンライン会議で黙り込んで話を聞くだけだったり、進捗の報告をしてくれなかったりすると、こちらも不信感が増す。それが普段からあまり信頼できない部下だったりもするから、『やっぱり会社にいてもテレワークでも、仕事をしていないんだな』と思ってしまう」とも話してくれました。

やはり、重要なのはこまめな進捗報告とコミュニケーション。普段から信頼関係を築いておくことも大事ですが、こういった状況だからこそ、よりいっそう”報連相”を意識したいところです。

おわりに

テレワークになるとお互いの仕事が見えづらくなってしまいますし、成果物が上がって来なかったり報連相がなかったりすると「仕事をしていないのでは?」と思われてしまうようです。コロナ不況で今後は社員に対する評価がより厳しくなる可能性もある中、今まで以上に上司や同僚とのコミュニケーションを意識して働いてみてはいかがでしょうか。

大塚 ちえ