親がやっておきたいこととは
1.スマホルールを作る
子どもがスマホを持つ場合は、まずはおうちでルールを決めてあげるようにしましょう。「親が定期的にスマホをチェックする」と伝えておくのもおすすめです。
どのアプリをどれくらい使っているか、SNSはやっていないかなどを、親は確認する必要があります。また、「食事中はスマホを使わない」「勝手にロックをかけない」など、細かなところまで最初から決めておくといいでしょう。
2.SNSの使い方について話し合う
SNSを始めたいと子どもが言ったら、注意すべき点について伝えておかねばなりません。顔がわかる写真はもちろんですが、風景から居場所を特定できてしまう危険があることは、子どもではまだわからないかもしれません。
また、不特定多数の人と連絡を取ってはいけない、インターネットの向こう側にいる顔を知らない人と会う約束をしてはだめ、など細かく伝えておきましょう。もしくは紙に書いて渡すか、見えるところに貼っておくのもいいですね。
3.フィルタリング機能を利用しよう
子どもを有害サイトから守るために、フィルタリング機能を活用するのもおすすめです。子どもが有害サイトにアクセスするのを防いでくれます。前述の警察庁生活安全局少年課の調査結果によると、フィルタリング機能状況が分かっている児童のうち、約9割が被害時にフィルタリング機能を利用していなかったようです。
また、ウイルス対策のためにセキュリティ管理サービスを利用するのもいいですね。
4.パスワードや課金設定をしよう
子どもの判断で勝手に課金できないよう、パスワードを設定しましょう。また、課金したい場合は、おこづかいからプリペイドカードを購入したり、課金記録をつけておくようにしたりしてお金の使い方について学べるようにしてみるのもおすすめです。
親がしっかりチェックをして管理しよう
スマホがあれば、子どもに連絡しやすくGPS機能などで居場所もわかるので安心です。しかし、金銭が絡むトラブルがあることも知っておかねばなりません。また、SNSを利用した犯罪は多種多様で、誘拐事件や児童ポルノなどさまざまなものがあります。
我が子がそういった犯罪に巻き込まれないように、今一度子どものスマホの使い方について、振り返ってみてください。
【参考】
「平成30年におけるSNSに起因する被害児童の現状」警察庁生活安全局少年課
田中 みや