リスクとリターンは表裏一体
先述のように、リスクというのはブレ幅のことです。つまり価格が上限変動をするという意味であり、それ自体は怖いものではありません。トレードにおいては、価格の上下の変動こそが儲けを得るための源泉です。つまりリスクは、儲けの源泉なのです。
当たり前ですが、どんなに凄腕のプロトレーダーがいたとしても、値動きが一切ない市場では1円も稼ぐことはできません。
ですから、投資で利益を上げたいと思ったらリスクは必ず必要になります。投資初心者がまず頭に置いてほしいことは、リスクは避けるものではなく管理するものだということです。
リスク管理とは、一方で大損を防ぎながら、一方でメリハリのあるトレードを続けていくことです。リスクを管理することで、大きな資産を作り上げることができるのです。
トレードの目的は儲けること、言い換えれば、リターンを得ることです。リスクとリターンは表裏一体の関係であり、ハイリターンを求めれば裏にはハイリスクがあります。あっという間に資金が倍増する投資法は、あっという間に資金を失ってしまう投資法でもあるのです。
一方、ローリスクすぎる投資ばかりだと、リターンもあまりにも少なく、大切な時間と手間を使って投資をする意味がありません。アルバイトでもしているほうがよほど時間の有効活用になるでしょう。どのぐらいのリスクを取るかというバランス感覚がとても大切になります。