外出もままならない昨今、自宅で利益を増やすことのできる「投資」に興味が湧いてきたという人もいるでしょう。これから投資を始めるにあたって、覚えておくべきことはいったいどのようなことでしょうか?

株、FX、先物など投資にもいろいろとありますが、どの投資でも大切な「守りの心得」を、『12万人が学んだ 投資1年目の教科書』の著者である高橋慶行氏が教えてくれました。

投資では攻めよりも守りの意識が大切

投資をする上で最も大切なことは、お金を大きく失わずして、着実に増やしていくということです。これができる、安定して継続した利益を上げる投資家のことを、私は「安定投資家」と呼んでいます。

投資にはさまざまな儲け方があります。たとえば10倍株のテンバガーなどの大化け株を狙ったり、仮想通貨バブルのようにリスクはあれど、一発逆転ホームランのような儲けを狙ったりする方もいますが、安定投資家が最も大切にしていることは、堅実に利益を積み上げていくという方針です。

大損をしないような投資の方法を行い、コツコツと利益を積み上げていくことを最も大切にしているのです。

時にはもっと儲かることもありますが、年利30~40%が、安定投資家が目指す目標利益です。これを達成するために自分自身で運用していく投資法を確立していくことが大切です。

投資は「いかに稼ぐか」「いかに殖やすか」ということに、意識を向けがちですが、投資の熟練者が大切にしていることは「いかに負けないか」「いかにリスクを管理するか」という守りの意識です。