また、ハイテク株も総じて大きく売り込まれ、終値ベースでルネサスエレクトロニクス(6723)が▲6%超安の急落、日本電産(6594)が▲5%超安の急落、オリンパス(7733)、TDK(6762)、アルプスアルパイン(6770)が▲5%安に迫る大幅下落となっています。

さらに、自動車株も総じて冴えない値動きとなり、スズキ(7269)、日野自動車(7205)、ヤマハ発動機(7272)などが▲4%超安の大幅下落となりました。

なお、この日から自社生産のマスク販売を開始したシャープ(6753)は、株価上昇の材料とはならず大きく値を下げて引けています。ちなみに、直販サイトはアクセス殺到でつながりにくくなり、その影響で同社のIoT家電もダウンするという事態になりました。

一方、宅配輸送量の増加を背景にSGホールディングス(9143)が年初来高値を更新しました。

また、前日に買われたファストフード株の一角も続伸となり、吉野家ホールディングス(9861)が大きく値を上げ、日本マクドナルドホールディングス(2702)は年初来高値更新となっています。

その他では、ドラッグストア株の一角に追撃買いが入り、スギホールディングス(7649)とツルハホールディングス(3391)が揃って年初来高値を更新したことが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、前日まで株価上昇が続いたメルカリ(4385)が▲9%安に迫る急落となり、窪田製薬ホールディングス(4596)は▲16%安に迫る暴落となりました。一方、アンジェス(4563)は続伸し、年初来高値を更新しています。

葛西 裕一