以下には、2008年失業率(%)=>2009年失業率(%)、変化率(%ポイント)
- 建設業:2.9%=>3.8%、+0.9%
- 製造業:2.2%=>3.7%、+1.5%
- 情報通信業:2.3%=>3.4%、+1.1%
- 運輸業、郵便業:2.7=>3.0%、+0.3%
- 卸売業、小売業:2.8=>3.2%、+0.4%
- 金融業、保険業:2.0=>3.1%、+0.9%
- 不動産業、物品賃貸業:3.0=>3.1%、+0.1%
- 学術研究、専門・技術サービス業:2.0=>3.3%、+1.3%
- 宿泊業、飲食サービス業:3.5%=>3.5%、+0.0%
- 生活関連サービス業、娯楽業:2.8%=>3.2%、+0.4%
- 教育、学習支援業:0.8%=>1.1%、+0.3%
- 医療、福祉:1.6%=>1.8%、+0.2%
- サービス業(他に分類されないもの):4.3=>8.1%、+3.8%
こうしてみると、リーマンショックの影響でもっとも失業率が高くなった産業は、サービス業でした。次いで製造業、さらには学術、専門・技術サービス業、情報通信業でした。
そもそもは金融危機であるリーマンショックですが、結果として失業率が高くなった職業はサービス業や製造業であったというのが特徴といえるでしょう。自動車産業のリストラなどが当時は話題になりました。
また、専門性の高い産業やIT産業も失業率が上がったのが特徴的です。金融業や保険業の失業率が上昇しているのですが、そこまで目立っていないというのも意外感はあります。
リーマンショックで失業率が上昇した職業とは
では、リーマンショック後に職業別に失業率がどうなったのかを見ていきましょう。