リーマンショックに学ぶ、コロナ時代に失業率が高くなる仕事は何か

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新型コロナウイルスの感染が続き、人の移動と経済活動が止まっている「コロナ時代」。現在もすでに営業ができない業種や職業の人たちからはこれ以上堪え切れないという悲鳴に近い声も出ていますが、経済や雇用はどのようになっていくのでしょうか。コロナ時代は消費危機ということが言われますが、前回の大不況であるリーマンショックと今回のコロナショックを失業率で産業別・職業別に比較して考えてみたいと思います。

コロナ時代は消費危機、リーマンは金融危機

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リーマンショックは金融危機であり、必ずしもすべての業種や仕事に影響はしなかったといえます。金融機関におけるリストラは当然としても、すべての産業でリストラがあったという話ではありません。

しかし、今回は世界の人がみな危機に直面しており、「危機」の関係者が多いことが特徴的です。その意味では、コロナショックからのコロナ不況はリーマンショック後の不況より程度がひどいという予想もあります。

このような前提に立てば、今後は幅広い業種で仕事を失う可能性もあります。もっとも、現在、金融機関は大丈夫と考えている人も多いですが、今後、貸出先の返済が滞れば、それらは不良債権化するわけで、金融機関も安泰というわけでは決してありません。

リーマンショックで失業率が高くなった産業とは

労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2019」によれば、以下の通りです。2008年から2009年の失業率を見ていきます。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX