もっとも、それでも「商品が多すぎて選べない」という方も実際にはたくさんいます。日本の金融教育のしくみがしっかりとしていないので致し方ないといえばそれまでですが、iDeCoにしてもNISAにしてもすべて「自己責任の原則」となっています。金融商品を選ぶのは自分、またリスクも自分でとることになります。この辺りがiDeCoやつみたてNISAが普及しきらない背景かと思います。

話はそれましたが、なぜ長期にかけてのつみたて投資が良いかと言うと、「ドルコスト平均法」を効果的に使えるからです。

ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です。

投資するタイミングを分散できるため、スタートするタイミングもあまり気にする必要はありません。

投資対象の価格が下がっている時は口数を多く購入できるチャンスですし、投資対象の価格が上がっている時は全体の資産価値が上昇します。

長期的には購入単価を平準化できるので、日々の価格変動に一喜一憂しないで投資を続けられます。