そして、先生たちが小学校名の入っているベストを着用して来ているのを不思議に思い、声をかけてみたら「他の学区にウチの子たちが遊びに来ているという話を聞いてきた」という返事だったというウソの情報を口にしたのです。
それを聞いた子供たちは青ざめ、ばつが悪そうに十数分後にはそそくさと帰っていったそうです。このBさんの最終作戦が功を奏したのか、その日を境に今のところ姿を現していません。
休校措置への理解度で子供の過ごし方は異なる
公園は誰もが平等に使える公共の場です。しかし、休校措置が続く中で不要不急の外出をせず我慢している子供たちが多くいる中、自分たちの学区だと先生に見つかり怒られるのを避けるため、わざわざ越境して我が物顔で遊ぶ子供達には呆れかえるばかりでした。
子供は新型コロナウイルスに感染しても症状が軽いという報道が目立ちますが、大勢で遊ぶことの危険性や、子供から親、または祖父母へと感染が拡大する可能性もあります。そういった基本的な情報や休校措置の意味の理解度によって、子供であっても過ごし方に差が出てしまっているのかもしれません。
中山 まち子